こんにちは。
先週「伊達直人」さん(児童養護施設にランドセルを寄付した方)が顔出し・実名でメディアに出た事でニュースになってましたね。
「経済的な理由でランドセルを持てず、手提げバックを持って学校に通った」という過去があって、このような思いをする子供が減ってほしいという希望から行動したと聞いて、胸がぎゅっと締め付けられる思いがしました。
ランドセルと言えば、私も忘れられない思い出があります。(そんなに重い話ではないです(笑))

ピカピカの小学一年生
昔、「ピカピカの一年生♪」という歌が流れるCMがありましたね。
当時のランドセルは今みたいにカラフルではなくて、男子は黒、女子は赤が定番でした。
「私も1年生になったら赤いランドセルを背負って学校行くんだ~。」
保育園の年長組だった私は、入学の春に向けてわくわくしていました。
入学を目前に控えたある日。母が「これがランドセルよ。」と私を呼びました。
衝撃のランドセル
「これがランドセル〜!!?」
目の前にあったのは、あの赤いランドセルとは程遠い緑と紺色が織り混じったような色のナイロン生地のリュックサックのような物。正面には小学校の紋章が付いています。
そうです。私が通うのは公立の普通の小学校でしたが、珍しく学校指定のランドセルがあったのです。
しかし、赤いランドセルで通えると思っていた私は阿鼻叫喚。
「これじゃなくて、赤いランドセルがいい!! 嫌だ~」
「しょうがないじゃない。学校指定なのよ。」
入学前にテンションがダダ落ちでしたね。
渋々、この指定ランドセルで小学校に通う事になりましたが、学年の中には2,3人、赤いランドセルを使って通っている子がいたんですよね。
恐らく、親か祖父母が指定のランドセルがあるのを知らずに先に買ってしまったケースですね。
その子達の赤いランドセルが目に入ると、やっぱり羨ましくてしょうがないんですよ。
「赤いランドセルがやっぱりいい~」と子供心に。
転機は突然訪れる
そんな小学1年生の生活を送っていましたが、突然「赤いランドセル」を入手できるチャンスを手に入れます。
そう「転校」です。
小学2年生に進級する段階で、親の転勤の為、県外に転校する事になったのです。
そこの小学校には「指定ランドセル」は無い!
こうして、1年遅れで念願の赤いランドセルをゲットする事ができたのです。
引越後、新しい街のデパートで母と選んだ赤いランドセル。
百貨店で買うような高級ランドセルではなかったけど、嬉しくてしょうがなかったな。
こうしてみると、私の親は2つのランドセルを用意してくれた事になるんですね。ありがたや~。
まあ、「転校生」ってストレスや緊張感もそれなりにあったかと思うんですけど(もう忘れた)、私は赤いランドセルを背負えた事が何よりも嬉しい思い出となってます。
伊達直人さんのニュースで想う事
伊達さんのニュースを見て、ランドセルに絡む自分の過去を思い出すきっかけになりました。
私は経済的理由でランドセルを持てなかった訳ではありませんが、それでも子供時代にランドセルへの熱い憧れを覚える経験をしました。
ランドセルだけではなく、周囲の子供が手に入れられる物が、自分は手に入れられない現実は子供心に辛いと思います。
今回のニュースをきっかけに私も寄付をする事にしました。主に恵まれない子供への対策を行う団体にです。
今までは、しっかり働いて税金収めて買い物して経済を回せばいいという考え方でしたが、もっと他の方法で社会に還元していくのもありだなと思っています。
子供は社会の宝ですよね。

